趣味戦線、今日も異常なし。

好きなことを好きと言える。そんな時代に僕ら飾らないで生きている。

ラブライブをラブライブたらしめるもの

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9年、という月日の長さをどう感じるだろうか。

 

幼稚園の年長さんが中学3年になるまでだったり、仮面ライダークウガからディケイドまでが9年である。そう考えると、9年は思っている以上にとても長いのである。かくいう筆者も9年前は小学生であった。

ラブライブはそれと同じぐらいの年月を歩んだのだ。

 

たかが9年、されど9年である。今のご時世、ひとつのプロジェクトが9年続くことがどれだけ凄いことか。μ'sの起こした奇跡が今も続いているのだ。

そして、この2日間奇跡の一端を僕らは目撃した。現役のAqoursと虹学と共にμ'sがステージに立った。それは僕にとって初めての出来事だった。まさか、本当に会えるとは思っていなかった。

「いつかの明日」が来たのだ。

夢だったのかもしれない。あの瞬間がほんとに一瞬すぎて、あんまり覚えていない。ただ、さいたまスーパーアリーナと全国のLv会場が彼女達のパフォーマンスを祝福していた。

そして、最後のMCで横に並んだ29人を見て「遠くまで来たな……」と思った。μ'sfinal以降、なんてと20人も増えてしまった。たくさんの仲間と共にこの先も、奇跡と軌跡を紡ぎ続けるのだろう。

 

 

変化なくして、継承は成しえない。

 

1人の人間が走り続けることは難しい。時々休みさえすれば可能かもしれないが、それでもパフォーマンスを維持することは出来ない。何より、

形あるものはいずれ滅びる運命にある。

では、その運命を回避するためには?

 

つまり、その形を無くしてしまえばいい。

 

ラブライブ=μ'sの公式を壊し、生き物のように日々形を変化することでその運命を回避できる。ただし、それだけでは足りない。ラブライブの魂や志をも一緒にバトンのように受け継ぐのだ。

 

「強者の勲章胸に受け継いでそう 永久に消えやしない灯紡いで」

これは筆者の好きな歌の歌詞の一部だ。μ'sから受け継いだその魂、志を、Aqours、虹学はこの歌詞の通りに引き継いでいる。

これこそが「継承」なのではないだろうか。

 

では、その"ラブライブの志"とは?

 

それは「限られた時間で精一杯輝くこと」だろう。

 

時間は止まらない。楽しい時間は永遠には続かない。みんな知っている。だからこそ、彼女達は精一杯輝く。

 

そして、それらを繋げていくことで、ひとつの歴史を作っていく。ラブライブ9周年はまだ「ラブライブ」という壮大なストーリーの通過点に過ぎないのかもしれない。

 

 

ラブライブは、歩みを止めない。

 

 

 

 

"未だ知らない見えない、それでも輝いている未来"に向かってラブライブは進み続けている。