D.LEAGUEが楽しみすぎる〜ダンスの無限の可能性〜
おはこんばんにちは。筆者です。
2020年8月12日、ダンスのプロリーグD.LEAGUEの開幕が決定した。日本発で世界初のダンスのプロリーグである。
これまでダンサーのキャリアプランとしてグループに所属してメジャーデビュー以外だと、アーティストのバックダンサー、コレオグラファー、あるいはスタジオのインストラクターなどだった。しかし、Dリーグの発足により「Dリーガー」所謂、プロダンサーという職業が生まれることになる。さらに、2024年パリオリンピックでは新競技で「ブレイクダンス」参入が決まっている。今後、ダンスに対する注目は益々高まってくるだろう。
ダンスは他のスポーツと異なる点が2つある。1つは「男女平等に同じフィールドで戦う」という所だ。
例えば野球、サッカー、バスケットボールといった競技で男だけのチーム、女だけのチームで対戦した時、どうしても男側が優勢になってしまう。テクニックやチームワークが高レベルであってもパワーや高さで勝ってしまうからである。しかし、ダンスはどうか。
ダンスは男には男の、女には女の強みがある。具体的に言うならば男は力強さや豪快さ、女はしなやかさや繊細さ、などが挙げられる。そのような個性や身体の強みを組み合わせてダンスは作られる。実際にDリーグのチームは男女混成のところが多い。
もう1つは「色が分かりやすい」という点だ。一口にダンスといってもHIPHOP、BREAK'N、POPPIN、JAZZなどなど沢山のジャンルがある。Dリーグのレギュレーションに則ってどうパフォーマンスするかはチームに委ねられていて、ディレクターを中心にパフォーマンスを組み立てていく。つまり、どの分野に特化しているのか、あるいはチームの武器は何かが他のスポーツ以上に分かりやすくなってくる。ダンス1番の魅力は自由に表現ができる事だ。8チームがあれば8通りのパフォーマンスを見ることが出来る。この自由度の高さがダンスの強みだろう。
ダンスの総競技人口は野球や、サッカーに匹敵するものだと言われている。現に学校教育でもダンスが取り入れられている。世間的に見てもダンスの人気はまだまだだ。しかし、来年度からのDリーグの開幕はダンス界にとって大きな起爆剤になるだろう。キッズダンサーにとっては「Dリーガー」という新しい目標が生まれ、ダンサーの未来が広がった。近い将来、なりたい職業ランキングで「ダンサー」がランクインするかもしれない。
Dリーグでダンスの"にわかファン"が増えることを切に願っている。