趣味戦線、今日も異常なし。

好きなことを好きと言える。そんな時代に僕ら飾らないで生きている。

D.LEAGUE ROUND1〜これはダンスの異種格闘技戦である〜

f:id:MS_6450:20210114193015j:image

おはこんばんにちは。筆者です。

 

2021年1月10日、世界初のダンスのプロリーグD.LEAGUEが開幕した。

 

今回はオンラインでの開催ではあった(それでも大満足!)がその中でもダンサーの熱意が画面越しからでも伝わってきた。会場に赴いたら、めちゃくちゃに盛り上がると思うので早く行きたい!と思った。

 

♢以下チームの印象♢

 

Cyberagent Legit

POP、LOCKを主体としながらワンポイントでBreak'nを踊るメンバーもいるFreestyle色が強いチーム。前半はPOP主体だったが後半からLOCKに切り替わる緩急、Break'nのパートも見事。単純に複数のジャンルを踊れるのは強いと思った。

 

・KOSÉ8ROCKS

シンプル・イズ・ベスト、全員がbboy、bgirlで構成されたチーム。完成度の高いルーティンやアクロバットなどBreak'nが得意とするムーブで魅せた。他のチームが1箇所に集まって踊るのに対し、こちらはステージ広く使って所狭しとパフォーマンスしているのが印象的だった。

 

USEN-NEXT I'moon

一糸乱れぬとはまさにこの事。スピーディな振り付けながら、ぴったり合わせられるダンサーのスキルの高さが伺える。ダンサーの身長も差がなく、綺麗にすらっと見えた。女性ならではの柔らかさもありながら、力強さも何処かに感じられた。

 

Benefitone MONOLIZ

こちらも女性ダンサー主体だが、I'moonとはまた違った魅力を持ったチーム。扇子を使ったパフォーマンスは成程と思った。アイテムの使用はどのチームでも増えるかもしれない。実は1人だけ男性ダンサーが所属しているが、それがどうパフォーマンスに変化をもたらすか注目したい。

 

・SEGASAMMY LUX

HIPHOP色が強いチーム。今回は「近未来のロボット」をコンセプトとし、ロボットのような機械的動きをベースにHIPHOPのステップを組み合わせたパフォーマンスだったが、そのどちらもカチっとハマっていた。若手が多いチームながら圧倒的スター性を感じた。

 

KADOKAWADREAMS

SEGASAMMYと同じHIPHOP主体のチームだがスタイル性が強いチーム。実績はまだ少ないが一線級のダンサーに負けず劣らずのスキルを持ったダイヤの原石が揃っている。各ラウンド事にスタイルを変えてくることがアナウンスされている。変幻自在なパフォーマンスが楽しみ。

 

SEPTENIRAPTURES

Cyberagentとスタイルが近いがこちらはHOUSEを主軸どしたチーム。ジャンルにとらわれない個性のあるスタイルはスキルの高さは勿論のこと、ノリの良いグルーヴを感じさせる。総じて器用万能な印象が強いハイセンスなチーム性を感じた。

 

avexROYALBRATS

日本が誇るコレオグラファーRIEHATAが率いるチーム。メンバーもその門下生で構成されており、結束力は随一。どのチームにもない独自性のあるSWAGスタイルはオーディエンスポイントトップを記録した。強さと自由さ、そして踊る事の楽しさを感じた。

 

・FULLCAST RAISERS

パワフル且つアグレッシヴさが武器のKRUMPが主体のチーム。1人でも強いが集団でのKRUMPは圧巻の一言。鍛え上げた肉体と統率の高いパフォーマンスが魅力。Break'nを得意とするメンバーがいるため、その総和性がどうなるか楽しみだ。

 

全9チーム、武器も個性も違うダンスが競い合うまさに異種格闘技戦である。パフォーマンスの制限時間が2分ちょっとなのが本当に惜しい!しかし単純にあと11回これが見られるのは楽しみでもある。

 

D.LEAGUEひいてはエンターテインメント最大の敵はなんだろうか。

 

自分が思うに最大の敵は「飽き」だろうと考えている。

 

この世界には1つのライブに複数回参戦出来る鉄人、狂人がいる。が、それはほんのごく一部である。前述の通り今後11回のパフォーマンスが見れるが、この熱量が最後まで続くかどうかが最大の壁であると思っている。ここがスポーツとは違う所だろう。「同じ試合は二度とない」という言葉を1回は耳にしたことがあるがダンスは割とそれが有り得てしまう。チームのコンセプトがある程度定まっている状態で11回観客を飽きさせないパフォーマンスをするかどうか、ディレクターとダンサーの引き出しの多さが重要になってくる。

そして、カギになるのが所属ダンサーの数になる。D.LEAGUEのパフォーマンスはレギュラーダンサー8人+SPダンサー1人によって行われる。しかしチームによっては8人ジャストしかいないところもあれば10人以上在籍するチームもいる。このメンバーの差が今後どう影響を及ぼすのか、注目していきたい。

 

 

D.LEAGUE元年となった2021年。そこから約半年間どんなパフォーマンスを見れるのか、微力ながら応援していきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S.これからは日曜日か月曜日に更新できるように頑張りたいです。(出来るだけ)